年末ぐらいからでしょうか。東京や大阪のみならず、ここ福岡でもいわゆるナイトクラブにおける風営法規制の強まりをひしひしと感じます。まさに去年までは非合法やグレーなどと言われながらも半ば公然と行われてきたクラブのダンスフロアに対するここ最近の全国的な摘発や警告は、日本のクラブを通じた音楽文化の創造を萎縮させ、当然ながら好ましい状況だとは思えません。
しかしながら、時代遅れの法律だからとそれを破って良い訳がありません。法律は国民の代表たる国会議員によって作られ、それを遵守させるために警察がいます。実際問題、国内の法の抜け穴の揚げ足をとったら、その例はキリがないですが、起源はともかく、今も風営法は変わらずに未だに当然有効であり、今までクラブが摘発がされなかったのは、警察に悪い言い方をすれば、警察の怠慢であったかもしれませんし、私達お客さんの立場で言えば、警察が見逃してくれていた状況にあったということを認識する必要があります。また、もし、法律を改正へと導くのならば、国会議員の過半数により法律を変えなければなりません。これは大変に難しいことで、クラブに行かない一般の国民を巻き込んだ大運動にする必要があります。
博多音楽振興会としては、クラブのダンス・ミュージックについても当然、福岡の健全な音楽土壌の発展のために何かをしなければならないと考えており、NPOとして行政との協働を通じて、この問題をより良く解決していくためにできることをやっていこうと考えております。
非合法な路上ライブと同様に、このクラブのダンスフロア問題についても、総論賛成でありながら、各論については反対せざるを得ないところもあり、また、お客さんの多くが店が法律を犯しているという認識がないままに起こっている問題というのはまずは啓蒙活動が必要です。摘発が厳しくなり、違法と分かっていても、あえて繰り返し法を犯しに行く店とは分けて考えなければなりません。
行政も仕事ですから、当然目の前で法律が犯されていれば規制するのは当たり前、そこをNPOが入ることによって、うまく交通整理して、最悪の結果だけは避けていけるのではないか、と考えております。振興会としても、調査を行なっておりますが、もし、何か気になることがありましたら、お気軽にご一報頂ければ幸いです。
博多音楽振興会 理事長 國分裕之